中京大中京 24年ぶり4強 ドラフト候補・畔柳また完封 4強出そろい31日準決勝

[ 2021年3月29日 19:00 ]

第93回選抜高校野球大会第9日第4試合 準々決勝   中京大中京6-0東海大菅生 ( 2021年3月29日    甲子園 )

<中京大中京・東海大菅生> 中京大中京先発・畔柳(撮影・大森 寛明)
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 第93回選抜高校野球大会第9日は29日、兵庫県西宮市の甲子園球場で準々決勝が行われた。第4試合では、中京大中京が東海大菅生を6-0で下し、準優勝した97年以来の24年ぶりの4強に進出した。

 4強が出そろい、明日30日の休養日を経て、31日に準決勝が行われる。天理-東海大相模、明豊-中京大中京の組み合わせが決まった。

 中京大中京は最速151キロのドラフト候補右腕・畔柳亨丞が5回まで無安打の好投。6回にポテン安打こそ許したが、結局2安打に抑えて、25日の1回戦・専大松戸(千葉)戦に続き今大会2度目の完封を果たした。

 打線は、初回、東海大菅生先発・本田が立ち上がりが乱調な隙を逃さず3点を先制。2回にも遊ゴロの間に1点を加えた。さらに5回には6番・加藤優翔の中前2点適時打で2点を追加した。

 1回戦・専大松戸戦で131球、2回戦・常総学院戦で110球、この日は137球を投じた。1週間500球以内の球数制限では、31日の準決勝では121球まで投球できる。
 
 東海大菅生は先発の本田峻也が立ち上がりで乱れた。連続四球に自ら犠打の処理で送球エラー。5回5失点で降板と精彩を欠いた。打線も畔柳の前に沈黙。5回までは、2回に四球で出塁した1度しか走者を出せなかった。6回は7番の橋本唯塔が中前へ初めての安打をマークしたが、後が続かなかった。

 畔柳と本田はともに中学時代、U-15日本代表入り。チームメートとして日の丸を背負い、今大会でもグラウンドでの対戦を熱望していた。

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