智弁学園 5年ぶり4強ならず 11安打も16残塁 小坂監督は初回の守備悔やむ

[ 2021年3月29日 17:35 ]

第93回選抜高校野球大会第9日第3試合 準々決勝   明豊6-4智弁学園 ( 2021年3月29日    甲子園 )

<智弁学園・明豊> 敗戦に肩を落とす智弁学園ナイン(撮影・大森 寛明)
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 第93回選抜高校野球大会第9日は29日、兵庫県西宮市の甲子園球場で準々決勝が行われた。第3試合では、智弁学園(奈良)が明豊(大分)に4-6で敗れ、優勝した16年以来5年ぶりの4強進出はならなかった。

 4回まで再三の得点機を生かせず。3番・前川右京が無安打に倒れるなどここぞで1本が出なかった。5回に5番・三垣飛馬が左前適時打で1点、6回に押し出し四球などで一時2点差。8回にも1点を返して詰め寄り、11安打を放ったが16残塁と及ばなかった。
 
 小坂将商監督は「1回の(明豊の)先制ホームラン、その前にファーストがファウルフライ落としてしまった。あそこがゲームの流れの中では痛かった」と、初回、1番・幸の打席の2球目で難しくないファウルフライを落球したことを悔やんだ。

 「5-1となって、まだまだいけると終盤勝負という声をかけた。16残塁…押し切れなかった。夏までに修正が必要だと思う。打者は少し構えてしまったのではないか」と話した。投手陣については「西村は要所を丁寧に投げてくれた。小畠はこの大会で本当に計算できた」と収穫を口にした。
 

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