“ビッグ”から“スモール”へ! DeNA、助っ人合流不透明でバント特化したケース打撃

[ 2021年2月10日 05:30 ]

ケース打撃を行うDeNAナイン(撮影・島崎 忠彦)
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 計31打席で28回の成功。成功率は90・3%だった。DeNA・三浦新監督は「得点力をどう上げるか。成功率も高く、1発目としては良かった」と言葉に力を込めた。

 キャンプ第2クール最終日。バントに特化したケース打撃が組まれた。昨年までのラミレス政権ではなかったメニュー。今キャンプは熱心にバント練習も行っていた野手陣は次々に成功させた。特に時間を割いたのは1死一、三塁でのセーフティースクイズ。わざと空振りして一塁走者が盗塁する「偽装スクイズ」も試した。

 昨季51犠打、31盗塁はともに12球団ワースト。さらに犠打はリーグで5年連続、盗塁は2年連続で最下位だ。一方で昨季チーム打率・266、135本塁打はともにリーグトップ。他球場に比べて狭い横浜スタジアムを本拠地としていることで大味な打撃戦が多い。

 現在はコロナ下でソト、オースティンら助っ人の来日のめどが立っておらず、開幕当初は特に「1点」への意識が不可欠となりそう。三浦監督は「今後もバント練習を続ける」と先を見据えた。(大木 穂高)

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2021年2月10日のニュース