「駆けつけ二塁打」で猛アピール 2軍から招集された中日・石川昂が初打席で快音

[ 2021年2月10日 05:30 ]

中日紅白戦   紅組1ー1白組 ( 2021年2月9日    北谷球場 )

打撃指導を終え、立浪臨時コーチ(左)と談笑しながら自転車で移動する石川昂(撮影・椎名 航)
Photo By スポニチ

 中日の高卒2年目、石川昂が昇格へのアピールに大成功した。今春初実戦として実施された紅白戦に2軍から招集され、第1打席で二塁打を放った。

 「変化球をしっかりと前でさばくことができた。打った感触も良かったです」

 2回先頭でカウント1―2からの4球目、笠原の宝刀・チェンジアップをタメをつくって打ち返し、左中間を割った。初実戦初打席での快音。ただ、第2打席は岡田の直球に対して右邪飛に倒れ、「差し込まれてしまった。左中間ぐらいに打てるのがいい」と反省も忘れなかった。

 試合後には室内練習場で“立浪塾”に初参加。立浪臨時コーチは「スイングは素晴らしい。テークバックから球を呼び込むまでが安定すれば、すごく打てる」とステップを踏みながらのティーなど具体的な練習方法を助言。「近い将来、4番で3割30本、勝負強い打者になってほしい」と大きな期待を寄せた。

 石川昂も「実戦で課題が明確になった。修正して早く1軍に呼んでもらえるように」とキャンプ中の昇格へ改めて意気込んだ。
  (徳原 麗奈)

続きを表示

この記事のフォト

2021年2月10日のニュース