阪神・斎藤は「3回完全」 球児SAの「教え」マウンドで実践「次もゼロで」

[ 2021年2月10日 05:30 ]

練習試合   阪神 ( 2021年2月10日    宜野座球場 )

<神・日>3回パーフェクトの好投を見せた斎藤(撮影・大森 寛明)
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 3年目の斎藤が最高のアピールに成功した。7回から登板し3回を完全投球。登板した3投手で唯一、無失点で終えた。

 「ある程度、投げたいところに投げられた。力感と、これからやっていくことが見えた」

 3日のブルペン投球の際に藤川球児スペシャルアシスタント(SA)から力を出す方向のズレを指摘され、修正することを意識。最速145キロ速球に変化球も低めに集め、内野ゴロは6つを数えた。

 「(藤川SAの指導を)いろいろ考えながら。あとコーチに教えてもらったことも含め実戦でやっていけるような投球を考えながらやった」

 今春初実戦だった4日の紅白戦では2回無失点だったが、力が入って高めに浮く場面もあり長打を含め2安打を許していた。矢野監督も「力感を少し抑えながら、その中で相手を圧倒するような投球で頼もしく見えました」と修正部分も含め評価した。

 「次もゼロで抑えられるように内容と結果にこだわっていきたい」。一皮むけた右腕が開幕1軍争いを面白くする。

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2021年2月10日のニュース