亀山つとむ氏 パワーだけでなく技術もある佐藤輝 阪神のイメージを変える可能性感じた

[ 2021年2月10日 05:30 ]

練習試合   阪神8ー5日本ハム ( 2021年2月9日    宜野座球場 )

亀山つとむ氏
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 【亀山つとむ CHECK】打球は右翼ポール際に飛んだ。切れるかな、と思った当たりが切れずに本塁打になる。力任せに振っているだけだったら、ファウルになっていた。佐藤輝が持っている技術を見せた当たりだった。

 変化球に体勢が崩れず、体の回転でバットにうまく乗せたから切れなかった。パワーだけでなく、器用な一面も備えている。スケールの大きさを感じさせるが、まだ新人。なのに対外試合でいきなり結果を出すのも「持っている」と言える。それもプロには必要な資質だ。

 1打席目でフルカウントから変化球をしっかり捉えたことで、落ち着いて以降の打席に入ることができた。現状はカットボールとかスライダーとか半速球系の変化球が一番タイミングが合っている感じだが、これから多くの投手の、いろんなボールを見ることで、状態はもっと上がってくると思う。

 キャンプ初日からチェックしてきたが、日に日に階段を上っている。対応力も上がっている。初めての世界なのに、抑えるところ、アクセルを踏むところを理解しているように見受ける。しかも、これがベストじゃない。余力すら感じさせる。

 現状、打撃については触るところはない。打席を重ねていけば、自分で対応を考えていける選手だ。大きいのを打てるのが最大の魅力。阪神のイメージを大きく変える可能性を感じた。

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2021年2月10日のニュース