巨人・桑田コーチ「良き伝統引き継ぐ」 恩師・藤田元監督の命日に誓う

[ 2021年2月10日 05:30 ]

「73」を背負いキャッチボールする桑田コーチ(撮影・木村 揚輔)
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 巨人・桑田投手チーフコーチ補佐が恩師をしのんだ。宮崎キャンプ第2クール最終日となった9日は入団4年目の89年から4年間指揮を執った故藤田元司元監督の命日。「(背番号)18番の先輩ですし、エースとはなにかを教えてくれた大先輩」と語った。

 藤田監督は06年2月9日に74歳で死去。訃報の際は自宅に出向き「数時間も遺体の前で座っていた」と振り返る。今季から指導者として恩師もつけていた背番号「73」のユニホームに袖を通した。「喜んでいそうか?」と問われて「そう思います」と天を見上げた。

 全体練習終了後には、16日からの沖縄2次キャンプ中の打撃投手に備え、キャッチボールも行った。「(藤田監督の教えを)そのままというより、良き伝統を引き継ぎ、時代に合った指導法でやりたい」と桑田コーチ。墓前で日本一を報告するため、選手を育てていく。(田中 健人)

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2021年2月10日のニュース