天理大から3年連続プロへ!牛島5回零封でアピール 来年は球速アップ&V貢献を

[ 2020年11月14日 17:39 ]

奈良県知事杯 第24回JABA大学・社会人野球大会4回戦   天理大7―4大院大 ( 2020年11月14日    橿原市運動公園 )

力投する天理大先発・牛島
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 来秋ドラフト候補に名の上がる天理大・牛島樹(いつき)投手(3年=専大玉名)が先発し、5回2安打無失点と好投。プロ志望としたうえで「来年は、個人的には球速を上げて、チームの優勝に貢献することが目標」と話した。

 相手を寄せ付けなかった。2三振を含む3者凡退で初回を立ち上がると、その後も危なげなく回を重ねた。自己最速148キロの直球にカーブ、スライダー、フォークボールなど多彩な変化球を効果的に配球。「大院大さんはオープン戦で対戦して、直球に強いイメージがあったので、直球と変化球を半々くらいにしました」。本来は直球を軸に投球を組み立てるが、その割合を減らして相手の打ち気をそらし、6個の三振も奪った。

 19年ドラフトで広島から5位指名された石原貴規捕手、さらに今秋の広島2位・森浦大輔投手と天理大は2年連続でプロ選手を生み出した。牛島樹も、その流れに乗っていく。「2人とも基本的な練習をキッチリとされていた。森浦さんは遠投を多く取り入れておられたし、自分もそれは大事だと思う」。森浦の影響を受け、週に1度は遠投を練習に組み入れることをルーティンとする。

 尊敬する選手は2学年上で社会人のHonda鈴鹿に進んだ八木玲於。9月の都市対抗大会東海地区2次予選で自己最速タイの154キロを計測するなど、来秋のドラフト候補に名を連ねる。「今でも、調子が悪かったりすると、聞いたりしています」。先輩とプロで“同期”となるために、着実に力を磨いていく。

 ◆牛島 樹(うしじま・いつき)2000年(平12)2月20日生まれ、熊本県菊陽町出身の20歳。武蔵ケ丘小3年から「武蔵ケ丘野球クラブ」で野球を始め、武蔵ケ丘中では軟式野球部に所属。専大玉名では1年夏から「11」でベンチ入り。同年秋から「1」。甲子園出場経験はなし。天理大では2年秋からリーグ戦に登板。最速148キロにカーブ、スライダー、カット、フォークを操る。1メートル82、80キロ。右投げ右打ち。

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2020年11月14日のニュース