広島・大盛 4安打4打点に成長の証 打席内で打撃フォーム変更「簡単に三振しないスタイルを」

[ 2020年11月14日 05:30 ]

フェニックス・リーグ   広島9-5日本ハム ( 2020年11月13日    天福 )

<フェニックス・リーグ 日―広>5回、中前適時打を放つ大盛
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 勢いに任せた今季のブレークとは、早速ひと味違う。宮崎で開催されているフェニックス・リーグの日本ハム戦。広島・大盛が見せた4打数4安打4打点の固め打ちには、成長の跡があった。

 初回2死満塁。ファウル2球と仕留めきれずにカウント2―2と追い込まれ、右足を高く上げる特徴的な打撃フォームからすり足気味に変更した。そのおかげで、三振を狙った河野のスライダーに手が届く。打席内での工夫が、左中間に落ちる走者一掃の適時二塁打となった。

 「簡単に三振しないスタイルを身につけないといけない。(足を上げない)ああいう工夫もフェニックスでいろいろと試したい」

 今季1軍デビューし、73試合に出場。打率・259と存在感を示した一方、148打席で50三振を喫した。「三振の多さが一番の課題。データを取られると、どこの球団も同じ攻め方になった」。苦手とする変化球を中心に攻められ、三振の数が増えていった。

 東出2軍打撃コーチは「1軍の三振したくないプレッシャーの中でできるかどうか」と成長を見守る。「開幕のベンチに入ればいいや…という甘い考えではうまくいかない。もちろん、開幕スタメンが目標です」。秋の日南から早くも外野バトルに宣戦布告した。(河合 洋介)

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2020年11月14日のニュース