【ラミレス監督退任スピーチ全文1】長年夢だった日本での監督業「常勝チームにしたいと」

[ 2020年11月14日 19:30 ]

セ・リーグ   DeNA5―4巨人 ( 2020年11月14日    横浜 )

<D・巨>試合後セレモニーであいさつするラミレス監督(撮影・島崎忠彦)
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 すでに4位が確定していたDeNAは今季最終戦でセ・リーグ連覇を果たした巨人と対戦。3―4で迎えた9回に神里の逆転サヨナラ打で5―4と勝利を収め、激動のシーズンを終了した。最終成績は56勝58敗6分けの借金2。サヨナラ勝ちは今季5度目、神里はプロ3年目で初のサヨナラ打となった。

 2016年から5年間に渡ってチームの指揮を執り、今季限りで退任するアレックス・ラミレス監督(46)は試合後、巨人の原辰徳監督(62)からサプライズで花束を贈呈されハグを交わすと、思わず涙。その後に行われたセレモニーでは「皆さん、こんにちは」と日本語で切り出し、そこからは通訳を交えて英語でファンにメッセージ。ラストは「この5年間ありがとうございました!」と再び日本語で締めくくった。

 ラミレス監督のスピーチ全文は以下の通り。

 (日本語で)皆さん、こんにちは。

 まず初めにこの5年間という間、この監督という仕事を与えてくれた神様に感謝したいと思います。ありがとうございます。そして横浜DeNAベイスターズオーナーである南場さん、社長岡村さん、球団代表三原さん、そしてチームのスタッフ、コーチ、選手、そしてここにいる多くのファンの方々、本当にありがとうございました。

 そして、ヤクルトスワローズ。私をこの日本に連れて来てくれた球団でありますヤクルトスワローズにも感謝を申し上げたいと思います。そして読売ジャイアンツにも多大なる感謝をささげたいと思います。選手として素晴らしい機会を与えてくれて、そして素晴らしい体験をすることができました。ジャイアンツの方々、そしてジャイアンツのファンの方々、本当にありがとうございました。

 そして、ここにいる横浜DeNAベイスターズファンの方々。日本一のファンだと思いますし、心から本当にありがとうございました。現役時代の最後の2年間、この横浜DeNAベイスターズでプレーさせていただきました。そして私が感じたのは、まずここで監督になって、そしてこのチームを毎年Aクラスになるような常勝チームにしたいというふうに感じました。そして、横浜DeNAベイスターズが私に監督として興味を持っていただき、そして私の長年の夢であった日本で監督をやるという夢が叶えることができました。本当に悔いはないです。素晴らしい5年間でしたし、本当に幸せに思います。

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