中日・与田監督 大島オーナーに助っ人補強懇願「野手1人、投手1人は最低、お願いしたい」

[ 2020年11月14日 05:30 ]

与田監督(右)と握手する大島宇一郎オーナー
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 中日の与田剛監督(54)が13日、名古屋市内の中日新聞社で大島宇一郎オーナー(56)にシーズン報告を行った。8年ぶりのAクラスとなる3位に入ったとはいえ、ペナントレースは巨人が独走しての連覇。約1時間の会談を終えた指揮官は「『とにかく優勝してくれ』という強い言葉をもらった。私も同じ気持ち」と同オーナーから11年以来10年ぶりの優勝を厳命されたことを明かした。

 課題は数字に顕著に表れている。429得点、70本塁打は両リーグワーストで、33盗塁もDeNAに次いで12球団で2番目の少なさだ。「得点能力を上げていく、次の塁を狙っていく、そこは何とかレベルアップしなきゃいけない」と戒めた。

 現有戦力の底上げはもちろんだが、チーム力を左右するのが補強。特に外国人選手はアルモンテやロメロら支配下4選手が退団しただけに「野手1人、投手1人は最低、お願いしたい」と助っ人獲得を要望した。

 大島オーナーは会談後に「8年ぶりのAクラスはよくやってくれた。来季は10年ぶりのリーグ優勝、14年ぶりの日本一を果たすため、土壌は整ってきていると実感している」と球団を通じコメント。その上で「強いドラゴンズをより強く、盤石にしていってほしい」と願った。現場、フロントが一丸となってV奪還を目指す。(徳原 麗奈)

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2020年11月14日のニュース