関東第一惜敗 プロ注目・エース市川、今大会初「4番・投手」も終盤に力尽き涙

[ 2020年11月14日 13:42 ]

秋季高校野球東京都大会 準決勝   東海大菅生7―5関東第一 ( 2020年11月14日    神宮 )

<秋季東京都高等学校野球大会 関東第一・東海大菅生>力投する関東第一先発の市川(撮影・河野 光希)
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 関東第一はプロ注目のエース右腕・市川祐投手(2年)が「4番・投手」で先発。今大会初めて4番に座り、初回に先制の適時打を放つなど3安打をマークした。

 投げては1点リードの2回に3失点も3回から7回までは完全投球。しかし、3―3の同点で迎えた8回に四球から崩れて勝ち越しを許した。

 市川は「味方が同点に追いついてくれたので粘ろうとしたが…悔しい。制球力をもっと上げてリベンジしたい」と目を赤くした。

 米沢貴光監督は市川の4番起用について「中学時代も4番を務めていた。当然菅生に勝たなきゃいけないし、(好調の3番)初谷の後なので迷いなく4番にした。負担はあったかもしれないが、投打両方で育てていきたいと思っている」。

 また、市川については「ブロック予選前に腰に炎症があり、走り込みができなかった。トレーナーとも相談して投げることは問題ないが、積み重ねたものがなくてキレがなかった」と明かした。

 それでも「いつもは春先にやろうとしていることを秋に取り組んだりしている。いつもより前に進んでいるチームなので、秋に苦労した分、春夏は強いチームを作れそうな気がする」と手応えを口にした。

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