オリックス・中嶋新監督 初仕事は4年目右腕・榊原の再生 投球フォーム修正し制球改善

[ 2020年11月14日 05:30 ]

<オリックス 秋季練習> 榊原(左)を指導する中嶋監督 (撮影・平嶋 理子)                                                     
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 オリックスは大阪・舞洲で秋季練習2日目を行い、12日に就任会見を開いた中嶋新監督が始動した。新指揮官として迎えた初日、初仕事は榊原の再生。キャッチボールをする右腕に歩み寄り、身ぶりを交え指導した。

 「1から10まで教えても、自分でやらないと身に付かないのが技術。それが“考える”ということ」。助言の一つが投球フォームの修正。投げ終わりに、右腕が自分の左脇腹を叩くイメージで投げ切ることで制球改善を図る。

 榊原は今季、先発ローテーションの一角として期待されながら9試合で43回1/3を40四死球で1勝4敗、防御率5・19。現役時代に山田久志や松坂、ダルビッシュとバッテリーを組み指導者経験も豊富。山岡と山本、左腕・田嶋に続く素材の育成へ、その手腕に期待がかかる。

 2年連続最下位からの再出発。25年ぶりの優勝へ、中嶋オリックスの秋が始まった。

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2020年11月14日のニュース