ヤクルト1位指名・木沢 慶大納会で誓い「今度はスワローズのため、チームのために投げたい」

[ 2020年11月14日 15:25 ]

慶大野球部納会に出席したヤクルトドラフト1位指名の木沢。思い出詰まったグラウンドに別れを告げた
Photo By スポニチ

 ヤクルトからドラフト1位指名された慶大・木沢尚文(22)が14日、横浜市の同大グラウンドで行われた20年度野球部納会に出席した。

 1~4年まで計174人が参加。最速155キロ右腕は思い出詰まった地を踏みしめると「いろいろな人に恵まれながら、次のステップに進める。学生野球の最後は残念な結果だったけど、次につなげていければ」と振り返った。勝てばリーグVとなる8日の早慶戦、9回2死までリードも木沢がマウンドを譲った直後に、早大・蛭間に逆転2ランを浴び暗転した。

 それでも仲間に恵まれた4年間に悔いはない。「ずっと慶応のために投げてきた。今度はスワローズのため、ボク自身の成績よりチームのために投げたい。レベルの高いところで野球をするけど、自分を見失わないように」。

 読書が趣味の一面を持つ。最近読んだ本は伊坂幸太郎氏の「アヒルと鴨のコインロッカー」。「“野村ノート”も持ってます。もう一度読み直そう」と話すと、下級生時代に指導を受けた林卓史元助監督の言葉を引用した。「自分をコントロールできない投手は、ボールをコントロールできない、と言われました。野球は技術と技術の勝負だけど、マウンド上も人間と人間の勝負だと思う。人間力が問われるスポーツ」と力を込めた。

続きを表示

2020年11月14日のニュース