広島ドラフト1、2位コンビが大活躍!森下、新人王へ前進の6回8K零封8勝目 宇草は2点タイムリー

[ 2020年10月10日 21:15 ]

セ・リーグ   広島3―0ヤクルト ( 2020年10月10日    マツダ )

<広・ヤ>4回を終えベンチに戻る先発の森下(撮影・奥 調)
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 広島が森下暢仁投手(23=明大)、宇草孔基外野手(23=法大)のドラフト1、2位コンビの活躍でヤクルトに3―0と快勝。連敗を2で止めた。連勝を逃した最下位のヤクルトは今季ワーストタイの借金18。5位の広島と4ゲーム差に開いた。

 広島は先発右腕・森下が初回の無死満塁ピンチを無失点で切り抜けたその裏、4番・松山の左前適時打で先制。5回には1死満塁から1番・宇草のプロ初適時打となる中前打で2点を追加した。森下は3―0で迎えた6回にも1死満塁のピンチを迎えたが、ここも無失点で切り抜け、6回8奪三振無失点の好投で8勝目(3敗)をマーク。ピンチになるほど150キロを超える速球でぐいぐい押す強気の投球で、新人王を争う戸郷(巨人)の勝ち星に並んだ。森下は5回、投前バントの処理で好フィールディングを見せ併殺に取るなど守備でも非凡なところを見せ、菊池涼、長野、田中広ら先輩野手陣も好守で盛り立てた。

 ヤクルトは初回無死満塁の先制機に村上、青木、中山が凡打で無得点。0―3で迎えた6回の1死満塁では代打・宮本、西浦が連続三振に終わって反撃のチャンスを逸した。守備でも0―1で迎えた5回の守りで1死一、二塁から森下の投前送りバントをスアレスが間に合わない三塁に送球(記録は犠打野選)して満塁とピンチを広げ宇草に2点適時打を浴びるなど攻守で精彩を欠いた。

 森下はこの日の成績を加え、今季すべて先発で15試合に登板して8勝3敗、98回2/3を投げて28失点(自責25)の104奪三振、防御率2・28。新人王を争う戸郷は11日の中日戦(ナゴヤD)に先発予定で、ここまですべて先発で14試合に登板して8勝4敗、78回2/3を投げて24失点(自責24)の81奪三振となっている。

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