巨人・原監督 「移籍期限」の撤廃を提言 「期限を設けちゃダメでしょうな」

[ 2020年10月10日 05:30 ]

名古屋駅に到着した原監督(撮影・森沢裕)
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 巨人・原監督が、プロ野球の「移籍期限」の撤廃を提言した。例年は7月末が期限だが、新型コロナ感染拡大の影響で開幕が遅れた今季は9月末となっていた。「期間を設けちゃダメでしょうな。一年中でいい。他の球団も考えなきゃいけない」と持論を展開した。

 8月1日(今季は10月1日)以降は、日本シリーズ終了翌日までウエーバーによる譲渡を除き、移籍ができない。「むしろ活発にならなきゃいけない時期。来季に向けて最後の補強。選手にとっては今季。他球団にとっては必要なパーツかもしれない」と説明した。

 開幕後のトレードは今季計6件で、巨人が4件を行った。1軍出場のなかった楽天のウィーラー、高梨は、首位独走の原動力に。一方で、ロッテに移籍した沢村は新天地でフル回転している。

 今季は12球団最多の育成5選手を支配下登録し「(支配下)70人枠というのもおかしな話。野球界発展のためなら枠なんてない方がいい」と続けた。これまでには、セ・リーグの指名打者制度導入やFA制度の人的補償の廃止を求めている。(神田 佑)

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