巨人貯金30到達 100試合未満での到達は… あの平成最強投手陣以来

[ 2020年10月10日 18:08 ]

セ・リーグ   巨人-中日 ( 2020年10月10日    ナゴヤD )

1990年9月8日、吉村禎章外野手⑦(右手前)が延長10回にサヨナラ本塁打を放ち史上最短のリーグ優勝
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 巨人が100試合未満で貯金30に到達するのは、1990年に96試合で63勝33敗で到達して以来、30年ぶりだ。

 1990年の巨人は4月から首位を走り、5月8日以降は度も首位を譲らなかった。安定した戦いを支えたのは最強投手陣。2年連続20勝の斎藤雅樹をはじめ、桑田真澄と宮本和知が各14勝、木田優夫が12勝、香田勲男11勝と2桁勝利投手を5人出し、さらに槙原寛己も9勝。投手陣は130試合でシーズン70完投を記録し、最終成績は88勝42敗だった。リーグ2連覇となった優勝決定日は9月8日。これは月日でいうと、リーグで最短優勝だった。日本シリーズは西武に4連敗で敗れた。
 
 前年の1989年は藤田元司監督の1年目だったが、貯金30に到達したのはなんと70試合目。49勝19敗2分けで到達した。斎藤雅樹がプロ野球記録の11試合連続完投勝利をマークした。最終成績は84勝44敗2分けでリーグ優勝。日本シリーズも3連敗の後に4連勝して日本一となった。

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2020年10月10日のニュース