広島・森下、戸郷に並ぶ8勝目へ圧巻の6回零封 初回無死満塁、6回1死満塁とも無失点で8奪三振

[ 2020年10月10日 20:19 ]

セ・リーグ   広島―ヤクルト ( 2020年10月10日    マツダ )

<広・ヤ>5回無死一塁、スアレス(後方)の投前送りバントを捕球した森下はすばやく二塁に送球し併殺に仕留める (撮影・奥 調)
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 広島のドラフト1位ルーキー、森下暢仁投手(23=明大)がヤクルト戦(マツダ)に今季8勝目を懸けて先発登板。初回の無死満塁に続いて6回の1死満塁も無失点で切り抜ける圧巻の投球を見せ、勝利投手の権利を得て6回4安打無失点で降板した。

 チームが5位に低迷する中、この日勝てば新人王を争う巨人・戸郷に並ぶ8勝目となる森下。初回いきなり2安打と四球で無死満塁のピンチを招いたが、主砲・村上を9球目の内角高め直球で空振り三振に仕留め、続く5番・青木は渾身の153キロ高め直球をひっかけさせて三ゴロに打ち取って三走・エスコバーが本塁憤死。6番・中山は150キロ直球で3球三振に斬って取り、無失点で切り抜けた。

 すると、その裏に味方打線が4番・松山の適時打で先制。5回には森下と同期のドラフト2位ルーキー宇草がプロ初適時打となる2点タイムリーを放ち、リードを3点に広げた。そして3―0で迎えた6回。森下は1死から山田哲に右前打を許すと、村上四球、青木死球で再び満塁のピンチ。だが、代打・宮本をカットボールで空振り三振に仕留めると、続く西浦は152キロ、153キロと2球で追い込み、最後は外角低めの149キロ直球で見逃しの3球三振。自慢の速球でぐいぐい押して無失点で切り抜ける新人らしからぬ圧巻の投球だった。

 森下の投球内容は6回で打者25人に対して105球を投げ、4安打無失点。8三振を奪い、与えた四死球は4つだった。

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2020年10月10日のニュース