ヤクルトは広島・森下に3敗目…高津監督「対策してないわけじゃないが、それがうまくいっていない」

[ 2020年10月10日 22:30 ]

セ・リーグ   ヤクルト0―3広島 ( 2020年10月10日    マツダ )

<広・ヤ>1回無死満塁、村上は三振に倒れる (撮影・奥 調)
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 最下位のヤクルトは直接対決に0―3で敗れ、今季ワーストタイの借金18。5位の広島と4ゲーム差に開いた。

 初回に広島先発のドラフト1位ルーキー・森下からエスコバー、坂口の連打と山田哲の四球で無死満塁と絶好の先制機を得たが、主砲・村上が空振り三振、青木が三ゴロ、中山も空振り三振に終わって無得点。0―3で迎えた6回も山田哲の安打と村上、青木の連続四死球で1死満塁の得点機を迎えたが、代打・宮本と西浦が森下に連続三振に斬って取られ、森下の前に6回4安打8三振、トータルで5安打10三振に終わった。

 高津臣吾監督(51)は「きょうは初回だね。4、5、6番で(走者を)還せなかった。そこが大きなポイント」と無死満塁で無得点に終わった初回の攻撃を悔やむことしきり。「きのうと同じ展開で1点でも2点でも取っていればまた違った展開になった」と初回に4点先取して12―7の乱打戦を制した前日の3連戦初戦に触れると「試合の展開を考えると、先制してゲームをリードしていくのが理想。そこまでの形(先制のチャンスを作ること)はできたのであと1本というところ。何とか1点を先に欲しかった」と振り返った。

 また、今季3敗目を喫した相手先発・森下については「毎回、きょうこそはと思いながらきょうもやられてしまったというのが正直なところ」とし、「対策してないわけじゃないが、それがうまくいっていない。全力で勝ちにはいっているんだけども」と悔しさを募らせた。

 3連戦の締めくくりとなる11日には8月のDeNA戦(横浜)でノーヒットノーランを達成し、発熱のため今月6日の中日戦(ナゴヤD)で先発回避した小川泰弘投手(30)が5年ぶりの2桁勝利を懸けて先発マウンドに上がる。高津監督は「あの日以外は体調も問題なく練習できた」と小川について説明。「ちょっと登板日程が変わって間隔が空いたけど、小川らしい投球をしてくれることを期待してます」と話していた。

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