明治神宮大会中止 大学4年ラスト全国舞台消えた

[ 2020年10月10日 05:30 ]

 日本学生野球協会と明治神宮は9日、新型コロナウイルスの影響で11月20日から神宮球場で開催を予定していた第51回明治神宮大会を中止すると発表。同大会の中止は昭和天皇の病状悪化で自粛した1988年以来32年ぶり2度目となった。

 感染者の多い東京へ団体で移動することや長期間宿泊するリスクを考慮し、開催は困難と結論を出した。毎年秋に高校の各地区優勝校と大学の各リーグ優勝校や代表校が出場して行われる全国大会。大会事務局は「心苦しい決断」とした。

 今年の高校、大学の硬式野球は春夏の甲子園、6月の全日本大学選手権に続き、全ての全国大会が中止。大学4年生にとっては学生野球最後の全国舞台の機会を失うことになった。高校の部優勝校の所属地区に与えられる来春センバツの「明治神宮大会枠」については今後議論していく。

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2020年10月10日のニュース