関西、2年ぶり秋季中国大会へ 神宮大会中止も闘志の炎は消えず

[ 2020年10月10日 12:44 ]

令和2年度 秋季岡山県高等学校野球大会 準決勝   関西9―5倉敷工 ( 2020年10月10日    倉敷マスカット )

 関西が粘り強い戦いで2年ぶり25回目の秋季中国大会への出場を決めた。2―2の6回、1死からの連続四球を起点に松川玲央主将(2年)の2点打など3得点。投げては今大会初先発となった背番号「10」の村上颯投手(2年)が5点を失いながらも、高校入学後初めての9回完投を成し遂げた。

 一つの目標が消えても、闘志の炎が消えることはなかった。試合前日の10月9日に、明治神宮大会の中止が発表された。主将は「新チーム結成時のテーマが“神宮に行く”でした。なくなったと聞いたときは全員がショックで、マジかよといった感じでした」と言う。中国大会に出て、優勝しても神宮大会には出られない。だが、気持ちは即座に切り替えた。「中国大会を優勝できたら、センバツに出られる」。全員が一丸となって、強い気持ちで戦い抜いた。

 過去12回の選抜大会出場を誇るが、直近の出場は13年。8年ぶり選出に向け、まずは最初の関門を突破した。

続きを表示

2020年10月10日のニュース