オリックス・由伸 遠い白星 12奪三振で自責点0なのに 5試合未勝利 

[ 2020年8月19日 05:30 ]

パ・リーグ   オリックス1‐3西武 ( 2020年8月18日    京セラドーム )

<オ・西(7)>5回無死二塁、タイムリーエラーにガックリの山本由伸(撮影・井垣 忠夫)
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 白星が遠い。

 オリックス・山本は先発全員から12奪三振の力投も報われず、7回4安打1失点(自責0)でマウンドを降りた。

 「(ここ数試合)フォームだったり、調子の面で納得いかなかったり悪い部分があったので、きょうはそれを改善できたのはよかったかなと思います」

 初回1死から5連続奪三振。5回で2桁に達し、7回まで毎回奪った三振の数が好調のバロメーターだった。

 7月12日の日本ハム戦以来、5試合に白星を手にすることはできていないが、復調の確かな手応えはつかんだ。「しっかりいいフォームで投げられた分、いいコースに投げられた」。4回から3イニング連続で先頭打者に二塁打を許したが、失点は5回だけ。それもゴロを処理した一塁ロドリゲスがベースカバーに入った山本へ悪送球したものだった。

 西村監督は「山本は違うものを出してくれました」と及第点をつけた。ただ、攻撃面で2回に1点を先制してなお1死三塁で追加点を奪えなかったことに「最低、あそこはもう1点」と悔やんだ。ベンチスタートのジョーンズは出番なし。状態を問われた指揮官は「そこはいろいろというところ」と多くを語らなかった。

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2020年8月19日のニュース