中日・大島 球団最速の1500安打到達 「内野安打は僕らしい」

[ 2020年8月19日 05:30 ]

セ・リーグ   中日8‐3ヤクルト ( 2020年8月18日    神宮球場 )

<ヤ・中10>ヒーローインタビューを終え、記念ボードを掲げる大島(撮影・島崎忠彦)
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 鋭いゴロが三遊間へ飛ぶ。大島は俊足を飛ばし、送球よりも早く一塁ベースを駆け抜けた。

 遊撃への内野安打で史上127人目となる通算1500安打を達成。自主トレを一緒に行う後輩・高橋から記念ボードを受け取ると、顔をほころばせ高々と掲げた。
 
「チームが勝って、節目の記録も達成してダブルでうれしい気持ち。内野安打という形は僕らしいかな」

 1498安打で迎えたこの試合は第1打席の左前打で王手をかけ、記念の一打の直後にはアルモンテの2ランで生還。節目の一打を祝うように打線も今季最多3本塁打で花を添えた。

 プロ11年目での到達は00年立浪らを抜き、球団最速。忘れられない光景は17年に荒木(現内野守備走塁コーチ)が達成した2000安打で「一番、身近にいた先輩。そういう記録を達成したいと思った」。自身もいよいよ大台を視界に捉え始めた。「これからもチームの勝ちにつながる1本を打っていきたい」。安打製造機に衰えはない。

 《大学、社会人経由のドラフト5位は初》大島(中)が18日のヤクルト10回戦の8回に大下から遊撃内野安打を放ち、通算1500安打を達成。プロ野球127人目。初安打は10年3月27日の広島戦でジオから。入団11年目は、井端弘和らの13年目を上回る球団最速となった。大島は駒大―日本生命を経て入団。大卒、社会人経由での達成者は7人目で、34歳9カ月は谷佳知の34歳4カ月に次ぐ年少記録。ドラフト5位は和田一浩の4位を下回る最も低い順位での到達となった。

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