早大・蛭間 4打点で本塁打、打点の2冠獲得「目標は3冠」

[ 2020年8月19日 05:30 ]

東京六大学野球最終日   早大9―0東大 ( 2020年8月18日    神宮 )

<東京六大学野球 早大・東大>1回2死一、三塁、右前適時打を放つ早大・蛭間(撮影・郡司 修)
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 早大が9―0で東大を下し、新型コロナウイルス感染拡大の影響で短縮された春季リーグ戦の全日程を終了。早大は5番の蛭間拓哉外野手(2年)が3号2ランを含む4安打4打点をマークし、本塁打と打点の2冠を獲得した。秋季リーグ戦は9月19日に開幕し、2回戦総当たりの勝率制で実施される。

 強打の2年生・蛭間がリーグ最終戦で猛チャージを見せた。初回に右前へ先制適時打を放つと3回にも右前適時打、7回には右中間二塁打と止まらない。9回には緩い変化球を逆方向となる左越えへ3号2ランだ。「ホームランは軽く打った感じだったので入ってびっくりした」。通算3本塁打9打点で2冠に輝き、打率も.188から一気に.318へと引き上げた。

 浦和学院では1年春から主力として活躍し通算28発。U18高校日本代表入りし、プロからも注目された。小宮山悟監督は「能力的には相当高い。3冠を獲れる」と期待を込める。今季は初戦の10日明大戦で3安打した後、16日の立大戦まで3試合で無安打。指揮官は「ムラがあるのが課題」と言うが、最終戦では本領を発揮した。

 大勝の半面、10四死球をもらいながらの18残塁に「まだまだ早稲田も隙だらけということ」と指揮官。蛭間自身も好機での凡退があり「目標は3冠。課題だらけなので人一倍努力して秋へ準備していかないと」と、さらなるレベルアップを期した。 (松井 いつき)

 ◆蛭間 拓哉(ひるま・たくや)2000年(平12)9月8日生まれ、群馬県出身の19歳。小3から野球を始め、中学時代は前橋桜ボーイズでプレー。浦和学院では1年春からベンチ入りし、同春の関東大会では4番に座った。甲子園は3年夏に出場し8強。早大では1年春からリーグ戦に出場。1メートル76、84キロ。左投げ左打ち。

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