注目の「光速王子」 ロッテ・和田 神がかった走塁で一気に生還

[ 2020年8月19日 23:10 ]

パ・リーグ   ロッテ2―2ソフトバンク ( 2020年8月19日    ZOZOマリン )

初回無死一塁、中村奨の適時打で生還する一走・和田(捕手・高谷)(撮影・吉田 剛)
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 勝てばソフトバンクに並んで首位タイに浮上も、試合は延長10回で引き分け。そんな中で光ったのが売り出し中の「光速王子」和田の足だ。

 初回無死一塁では、カウント1―2からスタート。ランエンドヒットの形になり、一塁から一気にホームインした。「(三塁コーチの)大塚コーチが(腕を)回していたので、自分は緩めずに全力でホームを狙った」と神がかった走塁を振り返った。

 5回2死では盗塁を決めた。意識的にワンテンポ遅らせたスタート。捕手の高谷は空振りした左打者・マーティンが邪魔になり、和田の姿が見えずに送球すらできなかった。

 得点にはつながらなかったが、7回の二盗と合わせてリーグ単独トップの14盗塁。守備では8回に今宮の打球に快足を飛ばしてスライディングキャッチを披露した。

 「(盗塁の)数が増えるにつれて相手の警戒度は上がってくると思うけど、準備を怠らずこれからも走りたい」。金を稼げる足。まさに一見の価値がある。

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2020年8月19日のニュース