西武・光成「高校野球記念日」に49日ぶり勝った!3勝目でチームも3連勝

[ 2020年8月19日 05:30 ]

パ・リーグ   西武3―1オリックス ( 2020年8月18日    京セラD )

<オ・西>先発登板する高橋光(撮影・後藤 正志)
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 甲子園球児に背中を押された。自身5連敗中だった西武・高橋光が、「高校野球記念日」と呼ばれる8月18日に奮い立った。

 「テレビで見ていて、みんな楽しそうだった。夢の舞台で生き生きして目が輝いていた。元気をもらった」。前日まで行われた甲子園高校野球交流試合。前橋育英2年時、13年夏の甲子園で優勝投手となった右腕が、たぎる思いを自身の球に乗せた。

 最速151キロの直球を武器に7回を4安打1失点。「最後まで内角に投げ切れた。直球も投げ切れてフォークも生きた」。1―1の6回2死一、三塁ではT―岡田を内角カットボールで右飛、7回2死二塁では若月をフォークで遊飛。ピンチで粘り、8回のメヒアの決勝打を呼んだ。「相手がいい投手なので、最少失点で投げきらないと駄目」と山本との投げ合いを制し、満足そうに汗を拭った。

 6月30日のオリックス戦以来、49日ぶりの白星となる3勝目で、チームも3連勝。「この投球が毎回できるように準備を続ける」。高橋光の復調は、巻き返しに欠かせない。(大木 穂高)

 ▽高校野球記念日 1915年(大4)8月18日に大阪府の豊中球場で「第1回全国中等学校優勝野球大会」が開幕。24年の第10回大会から会場が甲子園に変更され、48年に全国高等学校野球選手権に名称を変えた。「夏の甲子園」のルーツにあたる日となった8月18日は、高校野球ファンの間で「高校野球記念日」として親しまれている。

 ▼西武・メヒア(3三振後の8回の第4打席で決勝の左前2点打)最初の3打席を引きずらずに切り替えて打席に入った。(高橋)光成がいい投球をしていたので勝てたことが何よりうれしいよ。

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