阪神・大山　“HANABI”打ち上げた！虎党の願い乗せ、2試合ぶりの一発

セ・リーグ   阪神9－4広島 （ 2020年7月21日    甲子園 ）

＜神・広（3）＞　5回2死一塁、左越え本塁打を放ち、笑顔の大山　（撮影・平嶋　理子）　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
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　豪快な一撃だった。サンズの適時打で4点目を奪った直後の5回2死一塁。九里が投じた初球だ。見逃せばボール球となる高めに抜けたフォークを阪神の大山が強引に振り抜いた。完璧に捉えた一打は左翼ポール際に消える5号2ランとなった。

　「ボール気味でしたが、初球から打っていこうと思ってました。積極的という意味では自分の持ち味が出せたのかなと思います」

　1球で仕留めたことに価値があった。虎党は「ホームランを見たい」という願いを込めて「Mr.Children」の『HANABI』を選んだ。その期待通り、2試合ぶりの一発。矢野監督も「これからも楽しみ」と期待した。打点もチームトップタイの13打点。「こだわっている数字でもある。まだまだ増やしたい」。勢いに乗る若き4番が虎打線の中心にいる。