阪神・糸原　決勝2ランは自身初の左翼へ　“止まらん”連続試合安打は12に

セ・リーグ   阪神9－4広島 （ 2020年7月21日    甲子園 ）

＜神・広（3）＞　ファンの声援に応える糸原　（撮影・平嶋　理子）　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
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　成長の跡を示した。同点で迎えた3回2死一塁。2番の阪神・糸原が左翼ポール際に決勝2号2ランを叩き込んだ。自身通算6本塁打目で初となる、逆方向への一発。連続試合安打も「12」に伸ばした。

　「風が無くても行っていたでしょう、あれは（笑い）。逆方向に初めて打ったんですけど、状態も良いですし良い本塁打になったなと思います」

　この日はファンからのリクエスト曲を選手登場曲に採用する企画が実施され、「official　髭男　dism」の『宿命』に乗せられての2ラン。さらに7回無死二塁の第4打席は布袋寅泰の「スリル」で臨んだ。キャンプの特打などで掛かっていた曲。バットを振りまくり、汗を流しまくった厳しい練習に思いをはせながら……絶妙なバントを敢行し、それを幸運な内野安打とした。お立ち台では「キャンプを思い出して。サインがバントだったので、ちょっと恥ずかしかったです」と、はにかんだ。

　2点差に迫られた直後の7回1死一、二塁の守備では相手走者をあざむく巧みな動きで5点目を阻止。キャプテンの攻守にわたる躍動が、5連勝を支えた。　（惟任　貴信）