履正社 プロ志望トリオ活躍で14点圧勝発進 小深田は実戦5戦連発含む3安打4打点

[ 2020年7月22日 18:13 ]

令和2年大阪府高等学校野球大会   履正社14―1北かわち皐が丘=5回コールド ( 2020年7月22日    豊中ローズ )

<履正社・北かわち皐が丘>2回1死一塁、2点本塁打を放つ小深田(撮影・後藤 正志)
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 履正社がプロ志望トリオの活躍で初戦を突破した。0―1の初回無死二塁、小深田大地内野手(3年)の中越え二塁打で同点とすると、続く4番・関本勇輔捕手(3年)が勝ち越しの決勝犠飛。公式戦初登板の先発・内星龍投手(3年)も3回1安打1失点と投打がかみ合った。

 6球団のスカウトが見守る前で小深田がパワーを見せつけた。4―1の2回1死一塁。外角直球を逆らわずにとらえると、打球はバックスクリーン左の防球ネット上部を直撃。実戦5戦連発となる高校通算34号で一気に勝利への流れを引き寄せた。「入るかなとは思ったけど、良く伸びてくれたと思います」。その後も確実に打点を重ね、3打数3安打4打点。「打ちたい、打ちたいではなく、全部ピッチャーライナーでいい」。センター中心の意識で好結果を生み出した。

 最速148キロ右腕の内はスピードを抑え、制球力重視の投球を徹底。「初回は緊張で空回りしたけど、狙い通りには投げられた」と笑顔だった。岡田龍生監督(59)は夏の大会初戦にエースの岩崎峻典投手(3年)ではなく、背番号「10」の内を先発起用。「いつもは(背番号)1番から行くが、公式戦の準備から先発という経験をさせたいと思った」と話した。

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