広島 堂林&鈴木誠のアベック弾も…2連敗で借金最多の5

[ 2020年7月22日 05:30 ]

セ・リーグ   広島4-9阪神 ( 2020年7月21日    甲子園 )

<神・広(3)> 7回無死一塁、中越え2ランを放ち、堂林(右)とヒップタッチをかわす鈴木(撮影・大森 寛明)
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 広島は「新3・4番」のアベック弾も実らず、今季最多の借金5に膨らんだ。初回2死から3番・堂林は、秋山の初球のシュートを左翼ポール際に運ぶ先制の5号ソロとした。

 「今日は自分の中で意識を持って初球を狙った。(同級生の秋山を)変に意識せずに、いつも通り入っていけた」

 5点劣勢の7回には、先頭・堂林が放った左前打に鈴木誠が続いた。1ストライクからの秋山の直球をライナー性のまま中堅左に着弾させた。「ひと振りでしっかり捉えることができた」。チームトップとなる8号2ラン。この回の3得点につなげ一時2点差に接近する反撃姿勢は示した。

 競弾は、17年5月31日の西武戦以来3度目。堂林は「誠也の本塁打で得点につながった。自分のやれることをやろうと思った」と振り返ったように、点差に惑わされずに得点を積み重ねた。

 堂林、鈴木誠での「3、4番」は4試合連続。打率・437とリーグトップの堂林が好機を拡大し、ともに打率3割超の鈴木誠、松山が走者を還す攻撃の形は見えてきた。

 しかし、投打がかみ合わない。この日は、2点差に迫った7回から救援陣が計3失点して反撃気配はしぼんだ。佐々岡監督は「いい形(の攻撃)もあるけど、まずは先発が試合をつくらないといけない」と嘆いた。チームは、引き分けを挟んでの連敗。主役2人の一発が報われない消化不良が続く。 (河合 洋介)

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2020年7月22日のニュース