津久見・薬師寺 先制2点打で打線けん引!足でも魅せた計3盗塁「フォームが大きいと思っていた」

[ 2020年7月22日 05:30 ]

大分代替大会2回戦   津久見6―1大分西 ( 2020年7月21日 )

<津久見・大分西>3安打した津久見の薬師寺
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 春、夏の甲子園で1度ずつ優勝している古豪・津久見で4番を打つ薬師寺が、初回から打線をけん引した。1死二、三塁で初球の内角変化球を左前へ先制2点打。主将も務めるチームの大黒柱は「ベルト付近に来た球はしっかり振っていこうと思った。捉えられて良かった」と好球必打にうなずいた。

 塁上では積極的に仕掛けた。3点リードの5回には1死から右前打で出塁し、二盗、三盗を決めた。50メートル走は6秒8と標準だが「フォームが大きいと思っていた」と捕手らしい観察眼で7回にも決めて計3盗塁。5人の投手を1失点の好リードも光り、「低め、低めに、と伝えていた。それに応えて投げてくれた」と投手陣に感謝しながら話した。

 同校では軟式野球部が19日に県3連覇を達成。薬師寺はクラスメートの優勝メンバーからから「明日、頑張れ!」と激励されたのを力に変えた。「自分たちも(優勝まで)行けるように。ただ、意識しすぎないようにはしたい」と薬師寺。次戦も走攻守で全力を尽くし、主将としてチームを引っ張る。

 ◆薬師寺 琳久(やくしじ・りく)2002年(平14)12月3日、大分県津久見市出身の17歳。小学1年時に野球を始める。中学では津久見第二中の軟式野球部に所属。好きな選手は鈴木誠(広島)。1メートル83、82キロ。右投げ右打ち。

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2020年7月22日のニュース