楽天“もやもや”濃霧コールド負け…球界20年ぶり珍事、指揮官も表情曇らせる

[ 2020年7月22日 05:30 ]

パ・リーグ   楽天3-10オリックス ( 2020年7月21日    楽天生命パーク )

<楽・オ4>もやの立ち込めた楽天生命パーク(撮影・長久保 豊)
Photo By スポニチ

 楽天にとって“もやもや”が残る敗戦となった。5回まで2点をリードする展開だったが、6回に2番手・宋家豪(ソンチャーホウ)が逆転満塁弾を被弾。7回以降も辛島、安楽、釜田が失点を重ねた。8回に10点目を奪われた直後、濃霧による視界不良で試合が中断。霧は晴れず、25分後にコールドゲームとなった。球場のある仙台市東部には濃霧注意報が出ていた。

 霧によるコールドゲームは直近では05年10月22日のロッテ―阪神の日本シリーズ第1戦(千葉マリン)だが、レギュラーシーズンでは00年5月9日のオリックス―近鉄(米子)以来、実に20年ぶり。球団史上初の珍事に三木監督は「霧のコールドは経験がない。天候はどうしようもないけど、こういう形で終わって、お客さんに申し訳ない」と表情を曇らせた。(重光 晋太郎)

 ○…楽天―オリックス戦は8回表無死、濃霧コールドゲーム。濃霧によるコールドゲームは00年5月9日のオリックス―近鉄戦(米子)以来20年ぶり5度目。楽天生命では宮城球場時代の75、77年以来3度目。楽天が移転した05年以降は濃霧による中断が06~09年に4度あったが、コールドゲームは初めてだ。なお、05年ロッテ―阪神の日本シリーズ第1戦(千葉マリン)も7回裏1死で濃霧コールドゲームとなっている。

続きを表示

2020年7月22日のニュース