新井貴浩氏 異例の同一カード6連戦、連勝連敗振れ幅大きく…カギ握るのは“首脳陣の判断”

[ 2020年6月29日 08:00 ]

パ・リーグ   西武4―3ソフトバンク ( 2020年6月28日    メットライフD )

新井貴浩氏
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 【新井貴浩 視点】西武は救援陣の好投が光った。昨季まで2連覇しながら、CSでは悔しい敗退。打線は水ものと言われるように、特に短期決戦では投手力を含む守りに左右される部分が大きい。そこでソフトバンクとの間に若干の差があったのではないか。攻撃陣は変わらず強力で、課題のブルペンをしっかり整備してきた。平井、増田という実績のあるメンバーに加え、新加入のギャレットが素晴らしかった。

 敗れたとはいえ、ソフトバンク・工藤監督の決断力にも改めて感じ入った。上林を初の4番起用。柳田の打順を2番へ上げた27日に続いて動いた。ライバルの西武に簡単に負け越せないという強い思いを感じた。

 異例の同一カード6連戦を戦う上で、首脳陣のマネジメントが一つの鍵になるとみていた。「いい時は動かず、悪い時は動く」が勝負ごとのセオリー。例えば、1、2戦目に連敗した場合、思い切った選手起用や采配で打開できるかどうか。同じ戦い方では、同じ結果が続きかねない。

 選手の感覚を推察すれば、「ビジターだと、やりづらい」が本音では。相性というのは、チームに対してだけでなく、球場にもある。ここに来ると何となく苦手…という雰囲気。阪神時代で言えば、ナゴヤドームがそうだった。普段の3連戦なら、3連敗しても、移動があり、宿舎も変わることで切り替えやすい。それが1週間ずっと同じ場所。連敗と連勝の振れ幅が大きくなる可能性がある。

 パ・リーグは8月23日まで、この日程が続く。どんな傾向が出るのか、興味深い。

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