オリ 頼みの由伸でも…6連戦6連敗 西村監督「勝てるゲームが何試合かあったのに」

[ 2020年6月29日 05:30 ]

パ・リーグ   オリックス5-6ロッテ ( 2020年6月28日    ZOZOマリン )

<ロ・オ>オリックス先発の山本(撮影・長久保 豊)
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 オリックスは負の連鎖を断ち切れず、悪夢の1週間を終えた。新型コロナウイルス対策としてパ・リーグ日程に採用された「同一カード6連戦」でいきりなりロッテに全敗。西村監督は努めて淡々と振り返った。

 「勝てるゲームが何試合かあったのに、一番最悪のことになってしまった」

 心情は察して余りあるものがあった。初回にT―岡田の右越え2ランなどで3点を先制。開幕から唯一の勝利を挙げていた山本を幸先よく援護し、連敗脱出の舞台は整ったはずだった。

 しかし、2回1死一塁でマーティンの一ゴロをT―岡田が失策。1死満塁から田村に中前2点適時打を浴び、3、4回にも失点。100球を超えた6回2死一、三塁でマウンドを降りた。5回2/35失点(自責4)は、今季初登板で8回3安打無失点の快投を見せた21日の楽天戦とは別人だった。

 「2回はミスが絡んでの失点でしたが、しっかり時間をかけてでも抑えようとしたが、甘くいったのをきっちり(田村に)タイムリーを打たれてしまった」と悔やみ、3回以降も修正できず「ボール自体、全くいい球がなかった」と反省した。

 8回の反撃では1点差に迫り、なお1死一、三塁で代走2人を投入。二盗を決めた佐野がロドリゲスの同点打の際に三本間に挟まれ、勝ち越せなかった。拙攻の直後に増井がレアードに決勝被弾。西村監督は「火曜からの西武戦からやり直しということです」と前を向いたが、疲ればかりが残った6連敗となった。(田中 貴久)

 ○…オリックスがロッテ6連戦に6連敗。52年のフランチャイズ制以降、同一カード6連戦以上(同一球場に限る)は67年巨人―広島まで過去4例あり、最長連敗は57年の東映が西鉄に喫した5。今回の「同一カード6連敗」は史上初めて。

 ○…チームの開幕9試合で借金7以上は
年 勝―敗→ 最 終・順位

47 1―8→ 58(4)57・4位
61 0―9→ 53(3)84・5位
88 1―8→ 60(2)68・4位
98 1―8→ 66(3)66・3位
15 1―8→ 61(2)80・5位
過去5度で最下位は一度もない。

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