DeNA坂本、プロ初勝利支えた“兄貴”たちの心遣い 2軍リハビリ経た成長に期待

[ 2020年6月29日 09:00 ]

<D・中>プロ初勝利をラミレス監督(右)に祝福される坂本(撮影・島崎 忠彦)
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 6月25日のDeNA―中日。DeNAのドラフト2位・坂本裕哉投手(22)がプロ初登板初先発で6回1安打無失点の快投を見せ、うれしいプロ初白星を手にした。

 プロデビュー戦。坂本がグラウンドに姿を現したとき、その表情は硬いように見えた。ラミレス監督も「緊張しているようで大丈夫かなと思った」と振り返っていたほどだ。そんなルーキーを助けたのは、来日4年目を迎えた心優しき助っ人だった。

 アップが終わると、パットンが飯沢通訳を伴い坂本のもとに歩み寄った。「緊張している?」の問いに「ちょっとしています」と返した左腕に語りかけた。「今までと何も変わらない。ずっと難しいゲームをしてきたんでしょう?凄いこと、特別なことはしなくて大丈夫。一個一個やっていけばいい」。心が軽くなったように、坂本は明るい表情でうなずいた。

 パットンだけではない。投手陣の円陣では、木塚投手コーチが「みんなにもデビュー戦があった。全力でカバーしていく。みんなでいい試合にしよう」と声を掛け、拍手で送り出した。春季キャンプから新人では唯一、一軍で走り続けてきた投手陣の“末っ子”。頼もしい兄貴分たちのサポートもあってもぎ取った勝利だった。

 坂本は6回の守備で右足首をねんざした影響から、翌26日に出場選手登録を抹消された。現在は2軍でリハビリを行っているが、次回登板にも期待は膨らむばかりだ。さらに成長した姿で、再び1軍のマウンドに立ってくれるだろう。(記者コラム・町田 利衣)

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