明石商・来田 通算32号の特大先頭打者弾「今までで1、2を争う手応え」 鷹スカウトも高評価 

[ 2020年6月29日 05:30 ]

練習試合   明石商9―1滝川二 ( 2020年6月28日    滝川二グラウンド )

<明石商・滝川二> 初回、先頭打者本塁打を放つ明石商・来田(撮影・成瀬 徹)     
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 特大の初球先頭打者アーチだ。今秋ドラフト上位候補の明石商(兵庫)の来田涼斗外野手(3年)が28日、滝川二との練習試合に「1番・中堅」で先発出場。初回、初球の直球を完璧に捉えると、打球は右翼後方の芝生へ吸い込まれた。

 「とりあえず塁に出ようとしたのが、ホームランにつながった。今までで1、2を争う手応えでした」。飛距離は推定115メートル。豪快な高校通算32号に納得の表情を浮かべた。

 唐揚げとウインナーが入った母親の手作り弁当を食べてダブルヘッダーに臨み、計8打数4安打2打点。対外試合再開後は5試合で3発目となった。前日までの股関節痛もなく、コロナ禍による活動自粛期間中から自主練習で意識してきた下半身主導の打撃ができるようになってきた。

 狭間善徳監督も「初めてあんなドンピシャの当たりを見た」と目を丸くし、2人態勢で視察したソフトバンクの稲嶺誉スカウトも「確実性も上がってきている」と高く評価した。夏の甲子園交流試合で成長を見せつける。 (田中 想乃)

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2020年6月29日のニュース