阪神 22年ぶり開幕3カード連続の負け越し 矢野監督は近本奮起に期待「チカが機能してくると相手も嫌」

[ 2020年6月29日 05:30 ]

セ・リーグ   阪神1-9DeNA ( 2020年6月28日    横浜 )

<D・神(3)> 敗戦に肩を落とす矢野監督(撮影・大森 寛明)
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 阪神は28日のDeNA戦で投打に振るわず、1―9で完敗した。98年以来22年ぶりの開幕3カード連続負け越しで関東遠征を終了。27日に11安打8得点で逆転勝ちした打線が一夜で貧打に逆戻り。矢野燿大監督(51)は不振の1番・近本光司外野手(25)に奮起を求め、30日の中日戦からの巻き返しを期した。

 前夜に劇的な逆転3ランを放ったのと同じ9回2死で打席に立ったのはサンズだった。結果は対照的な見逃し三振。今季最多8得点を奪ったのが一夜で貧打に逆戻りし、屈辱的な大敗で3カード連続負け越しを喫した。

 「2つしか勝っていないけど、2つとも2桁安打を打って“これで波乗ってくれたらな”というところがありながら…。今日も立ち上がりに1点取って、あそこから点取れないというね。波に乗れないなというのはもちろんある」

 矢野監督の苦悩の日々が続く。前日に初結成し、いきなり機能したマルテ、ボーア、サンズの「MBS」トリオを2試合続けて4番以下に並べたが、得点にはつながらず。初回1死二塁から糸井が左前先制打を放って以降、ホームが遠かった。

 心配なのが斬り込み役を担う近本だ。初回こそ四球を選び、二盗を絡めて先制のホームを踏んだが、残りの3打席は内容なく凡退。打率・114まで下がり、規定打席到達者ではリーグ最下位となった。初回のように近本が出塁すれば、得点につながる可能性が高い。それだけに、矢野監督は2年目の若虎に奮起を期待した。

 「誰か1人悪いということじゃないけど。初回はチカが四球を取ってというのが、生きたかなと思うんでね。チカが機能してくると、相手にとっても嫌になる。近本の復調というか、まずはチャンスメークを多くできるというのがウチにとって大事と思う」

 昨季はセ・リーグ新人最多記録を塗り替える159安打を放ち、盗塁王にも輝いた。練習、研究熱心な性格で、このまま低空飛行を続けるような選手ではないはず。昨季も開幕9戦目までは打率・172と苦戦していたデータもある。勢いに乗れない現状を変えられる力を持っているからこそ、指揮官の求めるものも大きい。

 29日の移動日を挟み、30日からは5位・中日との3連戦。敵軍も6戦で1勝5敗と不調だけに、波に乗るきっかけには最適の相手だ。例年より試合数が少ないシーズンで苦しい船出となっても前だけ向いて戦っていくしかない。(山添 晴治)

 《開幕3カード連続負け越しは22年ぶり》阪神の開幕3カード連続負け越しは98年以来22年ぶり。横浜、中日、広島と3連戦を戦い2勝7敗だった。シーズン最終成績は52勝83敗で最下位。4カード連続まで伸びると96年以来になる。

 また、阪神は敵地の横浜スタジアムでカード負け越し。昨季7月2~4日の3連戦に1勝2敗して以来だが、直近の5年間でこの2度しかなく、16年から4年連続で年間勝ち越しを決めている。

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