これぞ“令和のマシンガン打線” DeNA、9戦中6戦で2桁安打 佐野は12球団唯一の9戦連続安打

[ 2020年6月29日 05:30 ]

セ・リーグ   DeNA9-1阪神 ( 2020年6月28日    横浜 )

<D・神3>初回2死二塁、同点適時二塁打を放つ佐野(投手・中田)(撮影・会津 智海)
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 すさまじい破壊力だ。DeNA打線が今季最多タイの14安打で9得点を挙げ大勝した。開幕9試合で6度目の2桁安打で、12球団断トツのチーム打率・306。前回リーグ優勝を果たした横浜時代、98年のマシンガン打線の再来を予感させる。

 ビハインドをあっという間に取り返した。0―1で迎えた初回2死二塁。レイズに移籍した筒香の後釜として今季から4番を務める佐野が、外角球に逆らわず逆方向へ運んだ。「風にうまく乗って伸びてくれた」。左翼フェンス直撃の同点二塁打。宮崎、戸柱にも適時打が飛び出した。

 佐野はこれで12球団唯一となる、開幕から9戦連続安打。19日の広島戦の第4打席、遊撃内野安打で今季初安打をマークしたのが始まりだった。「ラッキーヒットが出て、そこから勢いに乗れた」。ソトやオースティン、宮崎ら並み居る強打者の真ん中で、しっかり仕事を果たしている。

 試合前、打撃練習を終えるとラミレス監督と言葉を交わすのが日課だ。現役時代に主軸を務めた指揮官は「どのチームでも4番はカウント2ボール、3ボールで待てのサインは出ない。真ん中の直球を仕留められるか。4番は仕留められる」など、4番の心得を伝授。佐野も「メンタル面を聞かせてもらっている」と感謝する。

 6年連続負け越し中の阪神相手にカード勝ち越し。ラミレス監督は「今年のDeNAは違う、そういう年にしたい」と語気を強めた。開幕から本拠地で続いた3カードを6勝3敗と上々の滑り出し。30日からは5カード続くロードに出る。まずは0・5ゲーム差で追う首位・巨人との3連戦。98年以来22年ぶりのリーグ優勝に向け、自慢の打線が王者に襲いかかる。 (町田 利衣)

 《28年ぶりの猛打》DeNAは今季チーム最多タイの14安打。開幕9試合で2桁安打は現在4戦連続で計6度と打線好調だ。チームで開幕9戦までに最も2桁安打が多かったのは大洋時代の77、85年にマークした7度。6度は92年以来28年ぶりになる。今季のチーム打率は両リーグ最高の・306。前回優勝した98年はチーム打率・277だったが、開幕9試合時は・260。プロ野球チーム最高打率・294を記録した99年でも・276とスロースタート。序盤から打線爆発の今季はどうか。

 ▽98年の横浜優勝VTR 盗塁王&最多安打の石井琢朗、首位打者の鈴木尚典、ローズ、駒田徳広らでマシンガン打線を形成。チーム打率はリーグ1位の.277を誇った。投手陣では斎藤隆、野村弘樹が13勝で三浦大輔が12勝。抑えの佐々木主浩が1勝1敗45セーブ、防御率0.64の成績を挙げた。権藤博監督は就任1年目でリーグ優勝。日本シリーズでは西武を4勝2敗で下し、60年以来38年ぶりの日本一に輝いた。

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