阪神・藤浪 練習遅刻の懲罰で“無期限”2軍…矢野監督「スゴく残念。あいつ自身変わらないとダメ」

[ 2020年5月30日 05:30 ]

阪神の藤浪
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 阪神・藤浪晋太郎投手(26)が29日、2軍に降格した。28日の1軍練習に遅刻したことが理由で、矢野監督は「全体の信頼を失うようなことだった。ここにいて、みんなと同じ気持ちでやっていくのが難しいという判断で下にいってもらった」と明かした。事実上の懲罰降格で、目指してきた開幕1軍入りのチャンスを失った。

 28日は甲子園球場で午前10時半開始の集合練習に遅れ、グラウンドに出ることを許されなかった。矢野監督は藤浪と話し合いの場を設けて反省を促し、同時に降格を通告。遅刻の理由は明らかにされなかった一方、今回が初めての遅刻ではないことやチームの士気が下がることを懸念し、現場責任者として当然の判断を下した。

 「コロナという状況で新たにみんな頑張ろうというところの中で、練習に遅れてくるのはこっちとしてもスゴく残念。あいつ自身が変わらないとダメな部分もある。そのための時間にしてもらえたら」

 藤浪は3月下旬に新型コロナウイルスに感染し、約2週間の入院などを経て4月24日から鳴尾浜で自主練習を再開した。投手と野手に分かれた分離練習が始まった今月19日から甲子園組に合流。集合練習へ移行した23日以降も1軍で調整を続け、24日にはシート打撃に登板して打者5人から4三振を奪うなど開幕ローテーション入りへ猛アピールを開始した直後の失態だった。

 矢野監督は「時間がどれぐらいというのは分からない」と2軍調整の期限を示さず、開幕1軍は絶望的だ。昨季未勝利から再起を期した8年目。延期された開幕がようやく見えながら、自らの手で復活への扉を閉ざした形となった。(山本 浩之)

 ◆藤浪の経過
 ▼3月14日 藤浪、伊藤隼、長坂ら7選手が大阪市内で知人らと会食。
 ▼21日 藤浪が嗅覚の異常を訴える。
 ▼26日 藤浪、伊藤隼、長坂がPCR検査を受ける。
 ▼27日 球団が3選手の陽性を発表。チームは活動停止に。
 ▼4月7日 藤浪が退院し「多大なご迷惑とご心配をお掛けした」と謝罪。矢野監督も「責任はうちにある」と謝罪。
 ▼8日 長坂が退院し、陽性反応の3選手全てが退院。
 ▼15日 甲子園、鳴尾浜球場で午前、午後に分かれて自主練習を再開。
 ▼23日 藤浪、伊藤隼、長坂が会見。退院後初の公の場で、藤浪は「軽率だった」と謝罪。
 ▼24日 藤浪が鳴尾浜球場で自主練習を開始。
 ▼5月19日 藤浪が甲子園でチーム練習合流。ブルペン入り。
 ▼24日 藤浪が甲子園でシート打撃に登板し、打者5人に完全投球で4三振を奪う好投。

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