今季中止へ マイナー選手大量解雇始まる 財政苦しく最終的に1000人以上か

[ 2020年5月30日 02:30 ]

 大リーグでマイナー選手が大量解雇されたと28日(日本時間29日)、スポーツ専門局ESPN(電子版)が報じた。28日までに10球団以上で数百人が解雇されたという。新型コロナウイルス感染拡大の影響で開幕が延期となっているマイナーリーグも今季中止となる見込み。マイナー選手に支給されていた補償も31日(同6月1日)までで、解雇は最終的に1000人以上となるとみられる。

 マイナーリーグに衝撃が走った。収入を入場料に依存しているマイナーリーグは無観客試合では赤字となる今シーズン中止への動きが加速。正式決定を前に、各球団が選手の大量解雇に踏み切った。

 ESPNは「数百人のマイナーリーガーが解雇され、シーズンは中止になることは確実」と報道。他のメディアは解雇を断行したのは昨年のワールドシリーズ覇者ナショナルズを始め、メッツ、レイズ、レッズ、カージナルスなど11球団と指摘した。ダイヤモンドバックスは昨年ヤクルト在籍のハフなど64選手を解雇。マリナーズは50人以上を解雇したとされた。

 メジャー30球団はマイナーリーガーに対し5月末日まで週400ドル(約4万2800円)の支払いに合意。マリナーズとパドレスは8月までの支払いを約束しているが、アスレチックスは6月以降の支払いストップを通達している。財政面での厳しい現状が大量解雇となって顕在化した。

 MLBでは、マイナー球団の160から120球団への削減プランも進行中。数日中にも他球団も大量解雇に踏み切るとみられ、最終的に1000人を超えるマイナーリーガーが職を失うことが予想されている。メジャーリーグの底辺を揺るがす事態に歯止めはかかりそうにない。

 ≪日本選手は“無事”≫大量解雇を行ったダイヤモンドバックス傘下の吉川は現時点では解雇されていない。マーリンズ傘下の加藤、ロイヤルズ傘下の結城、ドジャース傘下の北方、アスレチックス傘下の冨岡らも解雇が報じられていないが、今後の動向は不透明な状況だ。

 ≪12年サイ・ヤング賞のプライス 救済に立ち上がる≫12年のサイ・ヤング賞左腕でドジャースのプライスが、マイナー選手救済に立ち上がった。ド軍はこの日、6月までマイナー選手への週400ドル(約4万2800円)の支払い延長を決めたが、プライスは自腹での救済を決断。傘下のマイナーリーガーに各1000ドル(約10万7000円)で総額15万ドル(約1600万円)を超える額を寄付すると、米メディアが報じた。

続きを表示

「大谷翔平」特集記事

「始球式」特集記事

2020年5月30日のニュース