ヤクルト奥川 足も速い!“御前ラン”堂々トップ 高津監督も満足「投手の条件持っている」

[ 2020年1月10日 05:30 ]

1000メートルタイム走でトップを走る奥川(右)(撮影・村上 大輔)
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 快速はボールだけじゃない。ヤクルトのドラフト1位、奥川(星稜)が埼玉・戸田の2軍施設で新人合同自主トレに参加。第1クールを締めくくる1000メートル×3本のタイム走で圧巻の走りを披露し、足でも大物ぶりを発揮した。

 「結構、体が動いていた。でも、走ることは苦手。好きではないです」。そんな言葉とは裏腹に、1本目を3分12秒で楽々トップでゴールすると、2、3本目はともに3分13秒でまとめた。いずれも2位以降を50メートル以上引き離す快走。「(タイムを)意識して走った」ときっちりラップを刻むと、中盤まで並走したドラフト6位・武岡(八戸学院光星)も「思ったより奥川君が速くて…。頑張ったけどかなわなかった」と完全に脱帽だった。

 視察に訪れた高津監督も満足げで「脚力も短距離のスピードもある。投手の条件を持っている」と評価。キャンプの1、2軍の振り分けは23日のスタッフ会議で決まるが、この日の“御前ラン”で足でも猛アピール。プロ初のキャンプへ、奥川は「違った環境なので慣れが大事。ケガなく自主トレを終えたい」と先を見据えた。(秋村 誠人)

 《初サインもばっちり》奥川ら新人6選手は自主トレ後、集まった約70人にサインするなどファンサービスを実施。奥川はプロ入りに合わせてサインを新しくしており、熱心にペンを走らせた。今回がプロ入り後初のサインで「(サインしている自分自身が)まだ何か不思議な感じがします」。寮生活では朝が苦手のため、午前6時50分の起床に「アラームを2つセットして遅刻しないようにしています」とルーキーらしさも見せていた。

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