広島・会沢 燃える闘魂!4年連続護摩行 大僧正から“金言”「己に勝て」

[ 2020年1月10日 05:30 ]

護摩行で声を張り上げる会沢
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 広島・会沢翼捕手(31)は9日、鹿児島市内の最福寺で石原、小窪、堂林とともに護摩行を行った。4年連続の参加となった今年は、池口恵観大僧正(83)から「闘球克己」の四字熟語を贈られた。とうきゅうこっき…と読み、「己に勝て」との意味が込められた造語。現役時代に護摩行で鍛えられた球団OBの金本知憲、新井貴浩の両氏よりも精神面の強さは上と太鼓判を押されて、V奪回への気持ちを新たにした。

 灼熱の火柱を前にすると、会沢の屈強な心が現れる。摂氏400度を超える炎と対峙(たいじ)しながら、約90分間誰よりも声を張り上げて不動真言を唱えた。約2000枚の護摩木が燃やされた荒行の過酷さは、真っ赤にヤケドした顔面が物語っていた。

 「自分の弱い部分が出てくる中で自分と戦う時間。大人になってこんなに苦しいことをやることもない。シーズン中は苦しいことがたくさんある。一歩一歩踏み出そうとする気持ち、心を鍛えていただける」

 護摩行に初参加した2017年に正捕手をつかみ、今年で4年連続での参加となった。池口恵観大僧正は、現役時代に同じ修行で鍛えた球団OBの金本知憲、新井貴浩の両氏(ともに本紙評論家)と比較し「(精神面の強さは2人を)超えてきている」と驚いた。

 「石原君と会沢君が引っ張ってくれて、いい行ができました。一番熱い場所を石原君と会沢君が自ら選んだ。会沢君がいい。前へ前へと進んでいた。まだまだ伸びます」

 会沢と石原には、同大僧正から「闘球克己」の四字熟語が贈られた。「野球と闘うことは、己に勝つことである」との意味が込められた造語。己の心を鍛える過酷な行を通して、会沢が持つ精神面の強さが証明された。

 計3日間の護摩行で、1日に複数回の行を予定する日もある。精神統一を進めながら、会沢はナインに自己犠牲の精神を求めた。「(個人では)打率もそうだし、得点圏打率、出塁率にもこだわりたい。チームは、朝山さん(打撃コーチ)も言っていたけど、生きて死ぬチーム打撃ができるか。積み重ねが最終的に重要になってくる」。会沢の心の強さが、V奪還への道しるべとなる。(河合 洋介)

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