広島 赤松コーチが銀座でトークショー、昨季限りでの引退語る「力及ばずなんです」

[ 2020年1月10日 21:15 ]

参加者たちと笑顔で記念撮影を行った広島・赤松真人コーチ(中央)
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 昨季限りで現役引退し、今季から広島の2軍外野守備・走塁コーチに就任した赤松真人コーチ(37)が10日、東京・銀座のひろしまブランドショップ「TAU」で行われたトークショーにゲスト出演した。

 京都府出身の赤松コーチは、平安高、立命館大を経て2005年にドラフト6巡目で阪神に入団。その後、08年にFA移籍した新井貴浩(現スポニチ本紙評論家)の人的補償として広島に移籍した。持ち前の俊足と強肩で外野手として活躍した赤松コーチを一躍有名にしたのが、10年8月4日にマツダスタジアムでの横浜戦で、村田修一が放った本塁打性の飛球をフェンスによじ登っての好捕。米国でも衝撃プレーとして取り上げられるなど、世界に名をとどろかせた。

 しかし、25年ぶりのセ・リーグ優勝した16年オフに胃がんを公表し、翌17年1月5日に胃の半分を切除する手術を行い、その後は抗がん剤投与など治療やリハビリをこなし、18年春季キャンプに参加、1軍復帰に向けトレーニングを重ねてきたが、昨季限りで現役を引退した。

 来場者から花束を受け取った赤松コーチは昨年9月27日に行った引退セレモニーに関して「実は僕が球団に(セレモニーを)やらなくていいですと言ったんです。実際に凄い成績を残した選手でもなかったし。でも、病気になってから声援してくれた全国のファンの人たちに最後の姿を見せるためにはいい場所だと思ったんです。やってみて凄く良かったですね」と話した。

 続けて、引退を決意した理由を聞かれると「引退って言ったら格好良いんですけど、引退じゃないんです。力及ばずなんです。1軍にはいない、いても試合にほぼ出ないのであれば、身を引くべきだと思います。あと1年できたかもしれませんが、そうなると1人の選手が枠に入れなくなる訳で、自分から引退するって言いに行きました」と説明した。

 今後は2軍外野守備・走塁コーチとして後進の育成に携わることになるが「野球選手にとって、やりがいのある仕事だと思います。コーチ業って皆さんが思っている以上に体力を使うんで、選手あがりの方がやりやすいと思います」と、現在はノックを打つための練習を行っているという。

 最後に来場者に対して赤松コーチは「今後、コーチ業をしますが、たぶんコーチングという(ような)大きなことを言えないと思います。しっかりとサポートをして選手の意見を聞き、やりやすい環境を作ってあげることに重点をおいてきたいと今年は思っています。年ごとに僕もレベルアップしていきたいですし、ファンの方々にもレベルアップしていただき、諦めない心で今後も野球を、そしてカープを応援していただければありがたいですね」と、熱いメッセージを送った。

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