オリックス・田口コーチ、阪神・藤本コーチ 阪神淡路大震災への思いと葛藤語る

[ 2020年1月10日 23:09 ]

MBSテレビ「ちちんぷいぷい」に出演のオリックス・田口壮1軍野手総合兼打撃コーチ
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 MBSテレビ「ちちんぷいぷい」(月~金曜後1・55)の17日放送で阪神淡路大震災を特集。オリックス・田口壮総合兼打撃コーチ(50)、阪神の藤本敦士内野守備走塁コーチ(42)が震災に対する思い・葛藤を語る。

 田口コーチ、藤本コーチとも「野球どころではない。野球以外にやることはある」と当時を振り返った。

 田口コーチは震災当時、プロ入り4年目のシーズン前。神戸市北区のマンションで一人暮らしを始めて間もない時期に被災した。マンション自体に被害は無かったが、西宮市内の実家が半壊するなど被災。練習どころではなかった。ボールやバットを使った本格的な練習をスタートしたのは沖縄・宮古島キャンプから。そのキャンプ中も「温かいごはんが食べられる。お風呂に入れる。ベッドで寝れる。こんな環境に居てもいいのか?」と自問自答したそうだ。 迎えたシーズンは「がんばろう神戸」のワッペンを左肩につけ、震災発生の95年と翌96年にパリーグ連覇を達成する。だが、田口コーチは「被災された方のために、絶対勝ちたいと思ってやっていた」と明かす。

 一方の藤本コーチは当時、育英高校で主将を務め、選抜高野球大会開催前の大事な時期だった。「自宅マンションが折れるくらいの衝撃で、仏壇の下敷きになった父親を何とか助けた。(実家の)居酒屋で食料が確保できていたので、近所の人と食いつないでいた」と苦難の思い出を語った。学校は被害の大きかった神戸市長田区にあり、避難している人もいたという。そんな中で「チーム全員が集まることもできなったし、練習をやっていいのかという思いもあった」と葛藤した。出場したセンバツは2回戦で敗退。「ほとんど練習していない。何かの力で(1回戦は)勝てた。被災者に勇気づけられた」と感謝も口にした。

 他の出演は太平サブロー(63)、ハイヒールモモコ(55)、桂吉弥(48)ら。

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