MLBで来季からワンポイントリリーフを禁止 新ルールのもとで生まれるドラマに期待

[ 2019年12月13日 15:51 ]

阪神時代の遠山昭治投手
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 大リーグは11日(日本時間12日)、来季からワンポイントリリーフを禁止するルール変更を発表した。投手は原則、打者3人以上あるいはイニングの終了まで投げなければならない。これまでもリプレー検証、申告敬遠などのルールを追随するように取り入れてきた日本球界でも、近い将来に導入される可能性が高い。

 「一人一殺」の継投策は不可能に。野村克也監督率いる阪神の名物でもあった「遠山―葛西―遠山」のように、投手を別のポジションを守らせながら小刻みに投げさせる作戦も使えなくなる。ただ、この変更が野球の面白味を失わせるかと言えば、そうは思わない。

 日本のある球団の左腕投手は、この流れを歓迎した。「いいことだと思う。ワンポイントで出た場合、打たれることもフォアボールを出すことも許されない。一人の打者だけを抑えにいくプレッシャーは半端ではない。1イニングを任せられる方がいい」。自らの働き場を失うかもしれないリスクより、トータルで実力を発揮しやすいメリットを強調した。

 また、大リーグではオープナー、ブルペンデーといった戦術が定着しつつあり、これを積極的に取り入れた日本ハムでは、加藤をはじめショートスタートに特性を発揮する選手も出てきている。時代の流れによって生まれた面白味だろう。

 継投戦術で妙味を発揮するのは左投手。今年のワールドシリーズでアストロズは左投手ゼロで臨んだが、これは同シリーズ史上、第1回の1903年以来116年ぶりの珍記録だった。逆に言えば、それだけ左投手は欠かせないということ。新たなルールのもとで生まれるドラマを楽しみにしたい。(記者コラム・大林 幹雄) 

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