広島・長野、5000万円減 スロースターター返上へ「早めに仕上げたい」

[ 2019年12月13日 05:30 ]

広島の長野
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 広島・長野久義外野手(35)が12日、広島市南区の球団事務所で来季の契約更改交渉に臨み、5000万円減の推定年俸1億7000万円でサインした。過去最大の減額提示を潔く受け入れ、「戸惑いもあったけど、すごくいい経験をさせてもらった。その中でチームが勝てなかったことが一番悔しいし、自分の成績も良くなかったので申し訳なく思う」とV逸に言及し、頭を垂れた。

 移籍1年目はプロ入り最少の出場72試合にとどまり、打率・250、5本塁打、20打点も自己ワースト。終盤にこそ4番として打線をけん引したものの、開幕から状態が上がらず、夏場の約1カ月半は2軍暮らしを強いられた。大幅減は避けられない現実だった。

 「春先からいい成績を残せるように、早めに仕上げたい。(オフは)例年よりも多く走り込んで、下半身をしっかり鍛え上げたい」

 スロースターター返上宣言。その活力は過酷な2軍生活から得ていた。「夏場以降は足が動くようになっていた。(2軍本拠地の)由宇は外野からベンチに帰るまでが遠い。しっかり走り込んだのが良かったと思うので」。冗談めかした本気トークだった。

 首脳陣は来春、2軍がキャンプインする温暖な沖縄で長野を始動させるプランを練る。「“気合を入れてもう1回やります”と言っていた」。高ヘッドコーチは秋季練習中に確認した35歳の意気込みを明かし「巨人時代は嫌な存在だった。味方で感じたいよね」と復活に期待する。

 無論、長野本人もその思いは強い。契約更改後の会見では、海外FA権を行使せずに残留した理由を問われ、改めて明言した。

 「このチームで優勝したい。ファンの皆さんに格好いい姿を見せたい。そう思ったのが一番の要因。やるだけなので頑張ります」

 来季開幕は3・20中日戦(マツダ)。先発マウンドに立つであろう左腕・大野雄には今季、13打数5安打1本塁打と滅法強い。開幕ダッシュからV奪回貢献へ。実力者の意地と底力に期待だ。(江尾 卓也)

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