阪神・福留、来季こそ4番・大山支える「僕がもうちょっと頑張っていれば」

[ 2019年12月13日 05:30 ]

契約更改交渉を終え報道陣の質問に答える福留(撮影・大森 寛明)
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 阪神の福留孝介外野手(42)が12日、西宮市の球団事務所で交渉し、2000万円減の年俸1億3000万円で契約を更改した。来季は4番定着を目指す大山を前後の打順から全力サポートすることを約束。交渉の席でも自身よりも若手の話に時間を費やすなど、チーム、そして球界の最年長選手としての務めを果たす意気込みを示した。

 福留自身は契約さえしてもらえればいい。それよりも気になるのが、壁を突き破れていない若虎たちのこと。とりわけ、今季4番をつかみきれなかった大山には、まずは“謝罪の言葉”を口にした。

 「ケガで離脱もしているし、大山にもすごく迷惑をかけた。彼が今年4番を打って頑張っている中で、僕がもうちょっと頑張っていれば。納会なんかで話す機会があったので、大山にも直接言った。上の人間が若い選手をある程度、育てていかないといけない中で、申し訳なかったなと言いました」

 個人成績の責任はあくまで本人にある。ただ、実績よりも期待を込めて押し出された形で開幕4番に座った大山を、サポートすることも自分の役割だと分かっていた。それが、6月に両ふくらはぎを痛めて2度の出場選手登録抹消。104試合の出場で・256、10本塁打47打点と不本意な成績で、5年ぶりに規定打席にも到達できなかった。

 「チームとして大山を4番として育てようという中、その助けをできなかったのはちょっと情けなかったかなと。(阪神の4番は)大変なことだと思う。それを彼一人にやらせるんじゃなく、僕らが何とかしてやれれば、もっと楽だったんじゃないかと思います」

 自らの経験が責任感を強くする。中日の若手時代はPL学園の先輩・立浪和義氏、今でも兄貴分の山崎武司氏らのフォローを受けながら、打線の中軸を担った。「たくさん助けていただいた。先輩が若い選手を育てていくというのは、技術的に教えるとかだけじゃなくて、目に見えないところでしっかり助けてあげられるということ」。例えば、自分が3番なら走者を進めてお膳立てする。5番なら大山が還せなかった走者を還す。そんな仕事を来季こそしっかりと果たしたい。

 年俸は2000万円減(推定)でも「来年も野球をやらせてもらえるのに本当に感謝して契約させていただいた」ときっぱり。あと103本に迫る国内通算2000安打など記録はついて回るが、目指すは優勝。そして、いつか必要となる自身の後継者を育てていくことだけだ。 (山添 晴治)

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