宇都宮 関東・東京の21世紀枠候補に 今年度東大合格者12人の文武両道ナイン、今秋栃木大会8強

[ 2019年12月13日 19:41 ]

<センバツ21世紀枠候補県立宇都宮高>野球部の歴史が展示された部屋でガッツポーズの(左から)青柳、田口、鈴木、藤田、風間、中山(撮影・島崎忠彦)
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 日本高野連は13日、第92回選抜高校野球大会(来年3月19日開幕・甲子園)の21世紀枠候補9校を発表し、秋季東北大会ベスト8の磐城(東北=福島)や宇都宮(関東・東京=栃木)などが選ばれた。出場3校は一般選考の29校(神宮大会枠1校を含む)とともに来年1月24日の選考委員会で決まる。

 宇都宮高野球部員19人の頬が少し緩むと、すぐ引き締まった。「おめでとう。本校が関東・東京の21世紀枠に推薦されました。文武両道の活動が評価されたものですが、1月の最終発表まで粛々淡々と精進してほしい」。村山二郎校長(60)の報告にうなづくと、ナインは普段通り午後5時頃、真っ暗なグラウンドに飛び出した。

 偏差値72、今年度東大合格者12人の県No.1進学校だが、甘えはない。平日午後7時以降は自主練習。エース兼主将は藤田壮大(2年)は「投球練習だけする状況ではない」と30分のティー打撃をノルマに課す。帰宅は午後10時過ぎだが、1時間半机に向かうと翌7時半からの早朝練習に参加。秋季大会準々決勝・青藍泰斗戦は初回6失点KOと乱れただけに制球力アップにも努めている。

 約100人いる文系で5位以内をキープする中山太陽外野手(2年)は東大合格→野球部入りを目指している。秋季栃木大会3回戦・宇都宮商戦では清原球場右翼席(両翼97・6メートル)へ叩き込み、11月の栃木県高校選抜にも選出された3番打者。「できれば勉強もしっかりしながら神宮で野球がやりたい」。

 日本野球史創世記に功績を残し、1959年に特別表彰者として野球殿堂入りした故・青井鉞男氏は同校OB。旧制一高(現東大)在学時にエースとして米国人チームを撃破した。「自分の高校から東大に入って初めて米国チームを倒したと聞いてます」。

 中山は創立141年、創部123年の同校部員として伝統に恥じず、偉大な先輩に少しでも近づこうと懸命にバットを振り抜いた。

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