筒香、移籍先絞った!ブルージェイズ、レイズなど3球団 ウルフ代理人決着自信「5、6日で」

[ 2019年12月13日 05:30 ]

移籍先候補が3球団に絞られていることが分かった筒香
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 ポスティングシステムを利用し、メジャー移籍を目指す筒香嘉智外野手(28)の移籍先候補が3球団に絞られたことが11日(日本時間12日)、分かった。ジョエル・ウルフ代理人(49)が明かした。現地では異例の実技テストも行われた。3球団はレイズ、ブルージェイズが有力で、もう1つはDH制のないナ・リーグ球団と判明した。

 熱意の表れだ。サンディエゴの海沿いに建つ高級ホテル「マンチェスター・グランド・ハイアット」。3日目を迎えたウインターミーティングの会場で、筒香は前日の秋山と同様、交渉に同席した。

 ウルフ代理人は「(移籍先候補は)3球団に絞った。お金よりもプレー時間を求めている」と説明した。松井秀喜氏(現ヤンキースGM特別アドバイザー)の現役時代にもサポートしたことがある同代理人。「自分で面白いと思ったことは訳される前に反応していた。英語を分かっている。昔の松井秀喜以上」と笑顔で話した。

 複数の関係者によると、3球団の内訳はブルージェイズ、レイズが有力で、もう1球団はDH制のないナ・リーグのチームだと判明した。筒香は6日に米国入り。9、10日の2日間で3球団の監督やGMのために約2時間ずつプレーを披露した。「ある監督は(外野だけでなく)三塁で使えると判断していたし“手(グラブさばき)が柔らかい”とみんなが言っていた」と同代理人。不安視されていた守備への評価を覆し、大リーグのトレンドである複数ポジションを守れる選手としての資質も見せた。

 異例の実技披露の場を提供したのが同じ代理人事務所で同い年の本塁打王3度、打点王2度のスター選手アレナド(ロッキーズ)。ウインターミーティング中、アレナドが所有する練習場で共に打撃練習を行いノックも受けた。筒香はバットコレクションなどに目を輝かせた一方、アレナドはその打撃力について「HIS BAT WILL PLAY HERE(大リーグで通用する打撃)」と絶賛したという。

 ウルフ代理人は「彼は日本の打者がメジャーでも活躍できると証明したいと思っている」と話す。交渉期限は米東部時間19日午後5時(日本時間20日午前7時)。「期限より前に、ここ5、6日で決められる」と余裕を持っての決着に自信を示した。

《12年青木も公開練習後ブルワーズと契約合意》 筒香の他にも、12年1月に青木(現ヤクルト)が、ポスティングシステムで独占交渉権を獲得したブルワーズとの入団交渉前に「公開練習」を求められている。当時のダグ・メルビンGM、ロン・レネキー監督らが見守る前でフリー打撃、遠投、走塁などを披露。その後、2年契約に合意した。

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