日本ハム・中田 復帰即3安打2打点 落ちて…こない!?ビックリ天井裏二塁打

[ 2019年8月26日 05:30 ]

パ・リーグ   日本ハム6-1オリックス ( 2019年8月25日    京セラD )

7回1死一塁、左翼上屋根の間に入るエンタイトル二塁打を放つ中田(撮影・後藤 正志)
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 打球が消えた。右手母指球部挫傷で戦線離脱していた日本ハムの中田翔内野手(30)が25日のオリックス戦に「4番・一塁」で13日ぶりに1軍復帰し3安打2打点。2―0の5回に貴重な追加点となる2点適時二塁打を放つと、7回には左翼の天井内側へと消える特大二塁打。復帰初戦とは思えぬ豪快なフルスイングで、7月27日以来の連勝に導いた。

 代名詞のフルスイングが復活した。7回1死一塁。中田が豪快に白球をかち上げた。打球を追う左翼・吉田正はフェンスを背にしたが、打球は落ちてこない。スーパーリングの2枚目裏側に入る大飛球。天井がなければ本塁打になっていた可能性もあっただけに、二塁塁上で天井を恨めしそうに見上げた。

 「抹消前は自分のスイングができずに悔しい思いをしていた。今までまともにバットを振れなかったから、怖さがなく振れるようになったのが一番」

 くしくも東京ドームのスピーカー直撃弾で有名な元近鉄のブライアント氏が始球式を務めた試合。この天井弾を放ったのが90年6月6日の日本ハム戦だった。元祖に負けじと怪力を見せつけ、この一打で7月8日のロッテ戦以来、今季5度目の猛打賞をマークした。

 7月31日の楽天戦で右手母指球部を負傷。以降、力を入れたスイングができず、8月は月間打率・071、0本塁打、1打点で、13日に出場選手登録を抹消された。抹消前までチームは8月1勝9敗。4番の代役に清宮が座っても3勝6敗1分けと負け越した。

 2軍調整中は報道を通じて1軍の近況を確認。清宮が「チームを背負っている」との発言を目にして心が痛んだ。「あいつなりにいろいろ苦しんで、自分自身にプレッシャーをかけながら頑張っていた。あいつにプレッシャーをかけちゃったのは、僕自身やチーム状況」。5番・清宮の前で4番としての背中を見せつけ、この日の2打点で球団では大杉勝男を抜いて歴代3位の820打点となった。

 栗山監督も「さすがだね。今日の打ち方、技術も素晴らしい」と絶賛した。主砲が復帰し反撃態勢が整った。あとは天井知らずの快進撃で上位陣を追い上げていく。(東尾 洋樹)

 ▼京セラドーム・特別グラウンドルール(抜粋) 打球がフェア地域内にあるスーパーリングの内側に入り落下しない場合はボールデッドとして、打者及び走者には投球当時を基準にして2個の安全進塁権が与えられる。

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